【どれを買うべき?】SteamDeck、Ayaneo、Logitech CLOUD 各社のゲーミングデバイスを比較

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みなさん、こんにちは。
先日、SteamDeckの日本での予約開始が発表され、話題になりました。
特に、販売価格については、任天堂のSwitchを引き合いに出して、賛否様々な意見が見受けられます。

SteamDeck自体は、今年の2月に海外で販売が開始されていますので、既に多くの方によってレビューされています。
販売は好調で、予想を上回る注文に対して、現在は生産量を上げて対応しているとのことです。

SteamDeckの話題に埋もれてしまっていますが、実はこういった、ゲームプレイに特化した携帯型デバイスには、他にも色々な商品があり、先日は、ゲーミングマウスやキーボードの老舗メーカーである、ロジクールからも新型デバイスの発表がありました。

今回はその中でも、比較的注目度の高い、Logiteck G Cloud Gaming HandheldとAyaneoについて紹介したいと思います。

記事の最後では、それぞれのデバイスが、どういった人におすすめなのか、私なりの考えをまとめておりますので、SteamDeckの購入を検討されている方や、最新のゲームデバイスに興味のある方は、最後までお読みいただけるとうれしいです。

なお、本記事では、各デバイスの特徴や、出来ること、出来ないことを中心に、専門的な用語は極力避けて、分かりやすく解説したいと考えておりますので、各デバイスの細かいスペックには触れておりませんので、ご留意ください。

もし、興味を持っていただき、より詳細にスペックを知りたくなったら、各メーカーのサイトをご覧いただくか、色々な方のレビューがYoutubeにもあがっておりますので、そちらをご覧いただけますと幸いです。

SteamDeckについて

まずは大本命のSteamDeckについて、既にご存知の方も多いとは思いますが、おさらいも兼ねて、ご紹介したいと思います。

本機は、PCゲームの販売プラットフォーム、Steamの運営会社、Valveによって開発され、日本では、KOMODOから販売されます。現在は予約受付中で、発売は2022年の年末です。
店頭での販売は無く、完全予約販売となります。


容量の異なる、3モデルが発売され、ラインナップは
64GBが、59,800円
256GBが、79,800円
512GBが、99,800円
となっています。

既に多くのレビューで言われている様に、本機はコスパに優れている点が特徴です。

値段だけ見ると、一番安いモデルでも59,800円なので、高いと感じるかもしれませんが、恐らくそれは、ゲーム機として見た場合かと思います。

ゲーミングデバイスと謳っている以上、PS5や、Switchと比較されるのも当然といえば当然なのですが、性能面で言えばゲーミングPCに近いです。

ゲーミングPCの価格は、ピンキリなので一概には言えないのですが、3Dのゲームを、そこそこちゃんと遊ぼうと思うと、15万から20万円くらいは、掛かってしまうと思います。

さらに、モニターやマウス、キーボード等の周辺機器も揃えると、20万から25万円くらいになってきます。

その点、SteamDeckは本体のみ購入すれば良く、半分以下の金額で、PCゲームのプレイ環境を揃えられると考えれば、コスパが良いと言えるのではないでしょうか。

グラフィック基盤は、PS5やXboxシリーズS/Xと同等のものが使用されているため、大抵の3Dゲームはプレイすることができるようです。

実際に、エルデンリングのようなAAAタイトルをプレイする様子もレビュー動画で確認できています。

一方で注意したいのは、最高画質でのプレイは厳しいため、画質を落とす必要がある点と、ゲーミングデスクトップPCやPS5に比べると、滑らかさは劣ります。PS4並みといえばイメージしやすいでしょうか。

とはいえ、MMORPGやシューティングをプレイする場合を除けば、画面のカクつきは、気にならないレベルかと思います。

そして最も注意したい点が、バッテリー持続時間です。プレイするゲームによっても変わってきますが、エルデンリングでおおよそ2時間との報告があります。

どういった用途でSteamDeckを使いたいか次第ですが、仮に屋外でのプレイを想定しているなら、充電用のモバイルバッテリーは必須でしょう。

本体容量に関して、タイトルによっては、1本で70GBを超えるものもあるため、インディーズゲームを中心にプレイする場合を除いて、256GB以上のモデルが良いかと思いますが、MicroSDカードに対応しているので、そちらで容量を増設することも一応できます。

なお、全てのSteamタイトルがSteamDeckでのプレイに対応しているわけではなく、全く対応していないものから、ユーザーが手動で調整を行うことでプレイできるもの等、様々です。対応状況はSteamの公式ページにて確認することができます。

対応していないタイトルがあると聞いて、不安に思った方もいると思いますが、逆に、SteamDeckでは、Steam以外のPCゲームもプレイすることができます。詳しい仕組みは割愛しますが、EpicGame内のゲームもインストールしてプレイすることができます。

SteamDeckについてまとめると

  • ゲーミングPCの半額ほどで、PCゲームのプレイ環境が手に入る
  • 大抵の3Dゲームはプレイできるスペック
  • 最高画質でのプレイは厳しい
  • 画面の滑らかさはPS4並み
  • バッテリー持続時間が短め
  • SteamDeck非対応のゲームもある
  • EpicGameなど、Steam以外のPCゲームも遊べる

Logiteck G Cloud Gaming Handheldについて

次に、紹介するのは、ロジクールより先日発表された、Logiteck G Cloud Gaming Handheldです。まず、名称が長すぎるのをどうにかして欲しいですね。ロジクールの商品ページにはCLOUDと記載されているので、本動画でも、以降CLOUDと呼ばせてもらいます。

本機を一言で表すと、アナログスティックとボタンのついたタブレットです。

実際、Androidタブレットやスマホと同じ、クアルコム製のチップが使われています。
ですので、見た目こそ似ていても、SteamDeckや、この後紹介するAyaneoとは、できることが全く異なります。

まず、このデバイスでは、Steamのゲームをダウンロードしてプレイすることはできません
本機でのゲームプレイは、主に次の方法で行います。

1.クラウドゲーミングサービスを使う
2.Xbox、Steamのリモート機能を使う
3.GooglePlayからアプリをダウンロードする

クラウドゲーミングサービスとは、ソフトのダウンロードを行わずに、ゲームをプレイできるサービスの総称で、本機では、Xbox CloudGamingとGeForceNOWが正式にサポートされるようです。

要は、Xbox CloudGamingとGeForceNOWの中で提供されているゲームを遊ぶことができるということです。

ちなみに、利用するには、それぞれのサービスにて登録、プランによっては月額料金が必要になります。

どちらのサービスも、iPhoneやAndroidスマホ、タブレットで利用できるので、気になった方はチェックしてみても良いかもしれません。

現時点では、対応しているタイトルが少ないのがネックですが、今後増えることに期待したいところです。

XboxやSteamのゲームもリモートであれば、プレイすることができます。

ここが勘違いし易いところですが、自宅のPCやXboxの画面をミラーリングして、リモート操作をすることが可能なのであって、利用するには前提として、PCやXboxが別途必要です。

また、この機能自体はCLOUDのものではないため、iPhoneやAndroidスマホをお持ちの方であれば、Xboxアプリ、Steamリンクアプリをダウンロードして、同様のことが行なえます。

本機を使うメリットとしては、アナログスティックとボタンが搭載されていることで、別途コントローラーを接続しないでも遊べる点にあります。

逆の言い方をすれば、それ以外は普通のタブレットと変わりません。

価格は約350ドル、日本円にして約5万円です。

10月17日に発売で、ロジクールのサイトから購入することができます。

Ayaneoについて

最後はAyaneoシリーズについてです。

シリーズと表現したのは、多様なモデルがこれまでに発売されているためです。既に販売中のハイエンドモデル、AyaneoNEXT Proは、スペック面で、SteamDeckを上回りますが、お値段も約18万円と、SteamDeckの2個分です。

先日、9月16日には、スペックを下げる代わりに、値段と本体重量を抑えた、AyaneoAirが、約13万円で発売されました。

AyaneoAirの性能はSteamDeckと同等か、やや下回ると言われており、価格もSteamDeckのほうが安いため、現状は候補にならないと思っています。

では、なぜ今回、Ayaneoの話題を出したのかというと、今年の11月末にリリースが予定されている、Ayaneo2 GEEKが、明らかにSteamDeckを意識した値段設定で販売されるためです。Ayaneo2 GEEKは、次のフラグシップモデルのAyaneo2の廉価版になりますが、それでも性能面で、SteamDeckを上回ると予想されており、そのうえ値段が699ドルと、SteamDeckの512GBモデルの649ドルに大分近い値段となります。

現在はまだ情報が少ないですが、本当にスペックで上回っている場合や、SteamDeckの品薄が続く場合は、候補になりうると考えています。

ちなみに、AyaneoはWindowsOSに対応しているため、Steam含めたゲームのプレイが行なえます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

SteamDeck、CLOUD、Ayaneoの特徴を説明してきましたが、Steamを始めとした、PCゲームを、PC以外のデバイスで遊びたいのであれば、SteamDeckかAyaneoの2択です。

そして、購入を検討している人の中には、次の2パターンの人がいると思います。

・ゲーミングPCは高額で購入をためらっている人
・ゲーミングPCを持っていて、PC以外でもPCゲームをしたい人

以降は、私の個人的な考えを多分に含むので、参考程度に聞いていただきたいのですが、値段が理由でゲーミングPCの購入をためらっている人には、SteamDeckが良いと思います。
理由は、コスパが良く、Ayaneoより、低価格モデルのラインナップが充実しているためです。

前提として、PCゲームを最高の画質でガッツリ遊びたいのなら、ゲーミングPCが最適解です。ですが、すぐに飽きるかもしれないものに、高額な投資をするのは怖いと思うので、一番安く、かつSteamのゲームプレイに最適化されたSteamDeckから手をだしてみて、物足りなくなってきたらPCの購入を検討したら良いと考えるわけです。

既にゲーミングPCを持っている人に関して言えば、本当に自分の求める用途を満たせるかを再考しても良いと思います。特に、バッテリーの持続時間が短いことを考えると、移動中や出先でのプレイは少し厳しいように感じています。

私はPC向けのハイエンドゲームは、大画面の前に座って、じっくりプレイしたいタイプなので、仮に屋外でプレイする場合は、軽めのインディーズゲームになると思いますが、そうなると、屋外でインディーズゲームをプレイするために、最低でも約6万円を払えるか、といのが購入するかどうかの判断基準になってくるわけです。

もちろん、外にいるときもハイエンドなゲームがプレイしたいと思う人もいるわけで、そこに対して投資を惜しまないひとであるなら、よりハイスペックになることが期待される、Ayaneo2やAyaneo2GEEKの購入を検討してみても良いかもしれません。

 

今回は以上となります。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

当ブログでは、今後もゲームに関連するニュースや雑学を発信していきますので、よろしくお願いします。

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